10歳で最初のブログを開設したときの話
久々にブログの記事を書いてみたりなんかしてると、昔のことを思い出した。
初のブログ開設は10歳の時、00年代半ば頃のことだった。
母に勧められて始めたのはBiglobeのブログ。
IDとパスワードは未だに記憶している。
当時はまだインターネットは成熟しきっていなくて、学校でネットリテラシーなんて言葉を口酸っぱく聞かされることもなかった、そんな時代だ。
ネット黎明期って雰囲気でもなかったけれど、そこには確かに、不思議な高揚感とか、どこかの誰かと繋がるということそのものに対する意味がクッキリと明確にあった。そんな時代だった。
10歳の僕には、同じ趣味の人のブログにコメントを残したり、自分のブログに来てくれた人のコメントに返事を書いたり、そんなやり取りすべてが特別で、キラキラしていた。
外で遊ぶのも勿論楽しかったけど、ブログという場所からは、もっと大きな地平が見えていた気がする。
中学に上がるくらいまではちょくちょく更新は続けていた。
中学の頃にツイッターができて、ブログ仲間は皆そちらに移っていった。僕も例に洩れず、ツイッターを始め、ツイッターが新しい交流の場になった。
ブログの更新は次第に少なくなっていった。
もう20代も半ばを過ぎ、結婚もして、子供がいてもおかしくない歳になった。
あれだけ中毒になっていたツイッターだけれど、最近アカウントを完全に削除し、もうやらないと心に決めた。
けれど、こうして新しくブログを始めてみようと思った。なぜ?
ブログは何のためにあるのだろう。
きっとここには、ツイッターにはない何かがあるはずだ、と僕は思う。
何があるのだろう?
何もわからないけど、そのうち何かがわかってくるかもしれない。
そうなると良いなと思う。